熱測定サマースクール2020(第85回熱測定講習会)を8月27日(木)~28日(金)に京都大学桂キャンパスで開催予定です。詳細につきましては,決まり次第ご案内します。
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熱測定スプリングスクール2020 (第84回熱測定講習会)
◆ 第84回熱測定講習会(熱測定スプリングスクール2020)の中止について
日本熱測定学会では,今般の新型コロナウイス感染症(COVID-19)への対応措置として,3月12日(木)~13日(金)に星薬科大学を会場として開催を予定しておりました「第84回熱測定講習会(熱測定スプリングスクール2020)」の中止を決定いたしました。本講習会に向けご尽力いただいた諸先生方,講師の先生方,関連企業の担当者の皆様,参加申込をいただいた皆様には,大変なご迷惑をおかけいたしますが,火急の事態への対応に対してご理解いただきますようお願い申し上げます。
会員の皆様には,今般の状況の中,ご自愛ください。
日本熱測定学会
会長 古賀信吉
熱測定サマースクール2019 8/20-21(第83回熱測定講習会)
熱測定サマースクール2019
(第83回 熱測定講習会)
~基礎から応用まで!材料・食品・バイオ分野の熱測定ユーザー向け基礎講義&実習~
詳細⇒ http://www.chem.kindai.ac.jp/ctass2019/
日 程:2019年8月20日(火)~ 21日(水)
会 場:近畿大学 東大阪キャンパス 31号館
(東大阪市小若江3-4-1)
受付・講義(20, 21日):31号館 2階 201教室(予定 ※変更の場合,ご連絡します。)
実習(21日):31号館 1階 基礎化学実験室
近鉄大阪線「長瀬駅」下車,正門まで東へ約1500 m
アクセスは以下をご覧下さい。
https://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access_higashi-osaka.html
Webサイト:http://www.chem.kindai.ac.jp/ctass2019/
参加人数:先着50名程に制限させていただきます。
募集期間:7月末(予定)
共催:日本化学会,日本薬学会 (予定、順不同)
協賛:応用物理学会,関西医薬品協会,化学工学会,近畿化学協会,高分子学会,資源・素材学会,石油学会,繊維学会,炭素材料学会,日本液晶学会,日本家政学会,日本金属学会,日本DDS学会,日本香粧品学会,日本化粧品技術者会,日本油化学会,日本結晶学会,日本原子力学会,日本鉱物科学会,日本ゴム協会,日本材料学会,日本食品科学工学会,日本食品保蔵科学会,日本生物工学会,日本生物物理学会,日本セラミックス協会,日本蛋白質科学会,日本鉄鋼協会,日本熱物性学会,日本粘土学会,日本農芸化学会,日本バイオマテリアル学会,日本表面真空学会,日本物理学会,日本分析化学会,日本薬剤学会,日本冷凍空調学会,廃棄物資源循環学会,プラスチック成形加工学会,粉体工学会 (予定、順不同)
本講習会では,熱測定を理解するうえで欠かせない原理など基礎的なことから測定の際の試料調製のノウハウなど実践的なことまで,講義・実習を通して学びます。さらに,高分子材料および医薬品・食品・化粧品・生体分子などの様々な分野で熱測定がどのように活かされているのか応用例も紹介します。特に実習では,講師やメーカー担当者とマンツーマンで相談しながら測定を行う時間を設けます。各日の講義終了後に,講師として講演された大学,企業,装置メーカーの方々とのグループディスカッション,個別相談の時間を設けます。熱測定をこれから始めようとしている初心者はもちろん,既に研究・開発で熱分析を利用しているものの疑問を抱えている方々,およびDSC等の従来装置では問題が解決せず,新しい分析手法を模索している方々などの参加をお待ちしております。
会場世話人 島本 茂(近畿大学)
日本熱測定学会企画幹事 島本 茂(近畿大学),鈴木 俊之(パーキンエルマージャパン),
名越 篤史(国士舘大学),引間 悠太(京都大学)
機器実習協力(順不同) ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン,メトラー・トレド,
スペクトリス(マルバーン),パーキンエルマージャパン
2019年度学会賞・奨励賞選考結果
2019年度日本熱測定学会 学会賞および奨励賞について,応募資料を精査し厳正な選考を行った結果,次のように決定しました。詳細については,熱測定 Vol.46, No.3に掲載予定です。また、第55回熱測定討論会において受賞講演及び授賞式が行われる予定です。
◆学会賞
松木 均 氏
(徳島大学 応用生命コース 教授)
「リン脂質二重膜相転移の熱力学的研究」
◆奨励賞
古島 圭智 氏
(東レリサーチセンター)
「高速カロリメトリーを用いた高分子の結晶化・融解・反応キネティクスに関する研究」
◆奨励賞
山田 秀人 氏
(防衛大学 応用化学科高分子化学 助教)
「速度制御熱分析の開発とポリマーの熱分解速度論」
第14回熱分析基礎講座
TGおよびTG–DTA(DSC)の基礎と測定法
- 信頼性の高い測定のために -
熱分析は,実用材料の熱的特性の評価から,新しい材料の基礎物性研究まで広い領域で使われている実験・分析手法です。最近の熱分析装置は,汎用性と実用性の高さゆえにブラックボックス化し,専門的知識や技術が不十分でも簡単に操作できるようになっています。しかし一方で,信頼性の高い測定と測定結果の解釈のためには,測定原理,装置の校正方法,データの読み取り,解析方法などの基礎的内容を十分理解しておくことが必要です。このような基礎事項に関する理解が不足しているために,測定データとその解釈についての信頼性が著しく損なわれる可能性も少なくありません。本講座は研究や開発の現場で熱分析を利用される技術者に必要となる基礎知識・技術を習得してもらうことを目的に,日本熱測定学会の標準化作業グループが中心となって企画しております。前回の第13回から,内容を一新し,特にご要望の多いDSCとTGに関する講座を隔年で実施することにいたしました。熱分析の概要に加えて,それぞれの測定手法について測定原理と測定法,装置の校正,および測定結果の解析について実例をもとに解説します。また,熱分析にかかわる公定法の最新情報や最新の装置を用いた応用事例の紹介を取り入れて,一日コスの基礎講座を企画しました。今回はTGおよびTG–DTA(DSC)をテーマとして取り上げます。実際に熱分析を用いた研究開発に長年従事している経験豊富な講師陣により丁寧な解説をいたします。測定,解析に関する個別のご相談にも対応いたしますので,熱分析に関する問題解決のための有用な機会として是非ご活用ください。