分子・原子などをミクロなレベルで制御する技術やその物性評価技術の進歩によって、様々なナノ構造体、ヘテロ構造体、ナノ粒子、特異な表面・界面をもつ構造体の作成と物性研究が可能になっています。また、Metal organic frame (MOF)、グラフェン等の炭素系材料を使いナノレベルの新たな空間を利用した物質の脱吸着や、分子運動の制御も広く行われています。熱的な測定においても、エレクトロニクスの進化やデータ解析法の飛躍的な進展によってデータ精度の向上、さらに微細加工技術などを用いたカロリメターのダウンサイズ化によって非平衡環境や極端条件下での測定の実現など大きな進展が得られています。本ワークショップは、このようなナノレベルの構造効果が熱的性質として出現する様々な現象に対して、フロントランナーの研究者に最新の研究成果を報告して頂きそれぞれの立場から議論を行うことを目指した企画として開催いたします。
磁性ナノ微粒子の断熱法による精密熱測定を行っているBrigham Young大学 (USA)のBrian F. Woodfield教授の日本滞在にあわせ、同先生の話をキーノート講演とし、ナノ微粒子の物性、応用研究、MOFや多孔質内部に内包させた有機分子のダイナミクス、ナノ構造体を使った新しい物性開発などをテーマとした研究会を予定しています。会員の皆様のご参加をお待ちしております。
日時 2016年11月29日(火) 13:00-18:00 頃まで
会場 大阪大学 豊中キャンパス 理学研究科F608室
(大阪府豊中市待兼山町1-1 大阪モノレール 柴原駅から徒歩5分
阪急宝塚線 蛍池駅から徒歩15分 石橋駅から徒歩20分)
主催 日本熱測定学会
(世話人: 中澤康浩 大阪大学 大学院理学研究科 )
参加費: 日本熱測定学会または協賛学協会会員:無料
学生:無料、
非会員:1,000円
講演会の後、懇親会を行います
(懇親会ご出席の方は参加費を当日お願いいたします。 参加費 2,000円)
参加申込方法:
氏名(ふりがな)
所属団体名
所属部署
住所
TEL
FAX
E-mail
を学会事務局あてにお送りください。当日の参加も可能です。
申込み・問合わせ先: 日本熱測定学会 事務局
E-mail: netsu@mbd.nifty.com
プログラムはこちらを参照ください。