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2026・2027年度日本熱測定学会会長候補者の推薦について

本年度は,次期日本熱測定学会会長(任期:2026・2027年度)選挙の年にあたります。会長候補者の推薦をお願いいたします。詳細については、以下のページ(会員専用ページ)をご覧ください。

2026・2027年度日本熱測定学会会長候補者の推薦について

様式1−1

様式1−2

様式2

締め切り: 2025年5月31日(水)必着

熱測定51巻1号(2024)-梅木先生の解説分の要約

深共晶溶媒の新展開:分子置換による機能調整

研究概要

深共晶溶媒(DES)は、環境にやさしい新しい溶媒として注目されています。本研究では、グアニジン塩酸塩(GuHCl)と尿素(U)を用いたDESの性質を、分子置換によって調整する方法を探りました。

[動画:深共晶溶媒の基本説明と本研究の概要]

この研究は、グアニジン塩酸塩(GuHCl)と尿素(U)からなる深共晶溶媒(DES)の機能調整に焦点を当てています。従来の2U-GuHCl DESは室温で固体であるため、N-メチル尿素(Um)とN-ヒドロキシ尿素(Uh)を用いて新たなDESを開発しました。特にUmを含むDESは室温で液体状態を維持し、高い過冷却形成能を示しました。NMR分析により、Um濃度の増加に伴い水素結合が弱まることが明らかになりました。また、粘度測定でこれらのDESが非ニュートン流体であることを確認しました。この研究は、分子置換によるDESの機能調整の可能性を示し、バイオマテリアルの溶解などへの応用が期待されます。

主な発見

 

  • グアニジン塩酸塩(GuHCl)と尿素(U)からなるDES(2U-GuHCl)は室温で固体
  • Uの代わりにN-メチル尿素(Um)を使うと室温で液体のDES(2Um-GuHCl)が得られる
  • U分子をUm分子に部分置換することで、液体DESの性質を調整可能

図解:分子構造と実験結果

深共晶溶媒の研究の意義と応用例

  • タンパク質変性剤としての利用
  • バイオマス処理への応用
  • 新しい反応媒体としての可能性

よくある質問

Q1: 深共晶溶媒とは何ですか? A1: [簡単な説明]

Q2: この研究はどのような分野に影響を与えますか? A2: [関連分野の説明]

用語解説(フロギストン)

  • 深共晶溶媒:[簡潔な説明]
  • 過冷却:[簡潔な説明]
  • 分子置換:[簡潔な説明]

インタラクティブ要素

[3Dモデル:分子構造を操作可能]

最新の研究動向

[関連する最新の研究トピックスの簡単な紹介]

著者プロフィール

梅木 辰也 教授(佐賀大学理工学部)

[略歴と主な研究成果]

関連研究

  • [関連論文へのリンク1]
  • [関連論文へのリンク2]
  • [関連論文へのリンク3]

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熱測定講習会2024

本年度の熱測定講習会は,ここ数年に開催してきた熱分析基礎講座と熱測定講習会を合わせた合同オンライン開催に加え,実際の装置を用いた対面での実習を行います。対面での実習はコロナ禍前の2019年度以来5年ぶりとなります。

基礎から応用まで幅広いテーマを取り上げ,日々の研究・開発で生じている疑問の解決に役立てられる内容をお届けします。4月から新しく熱測定に関わることになった一般・学生の方,普段使っているが色々なコツを知りたい方などにぴったりの内容です。
 オンライン講習は6月から7月にかけて合計3回。

・熱測定に関する基礎的な内容

・第2回,第3回は対面実習で使用する各種測定機器について

・第3回は対面実習で、高分子・無機・金属材料・食品・医薬品・キレート剤に関する講義

ウェビナー形式の特長を生かし,テーマを選んでのフレキシブルな参加や,当日参加できなかった場合でも一定期間内のオンデマンド視聴などが可能。
 対面実習では,実機(DSC, TG-DTA, ITC, 熱伝導率測定装置)の使用方法や特定の試料について詳細な測定法や解析法などのノウハウを機器メーカーの技術者の方々に講習していただきます。また実習の合間には技術者とマンツーマンで相談できる時間を設けます。実習は8月末に開催します。現在の予定は以下の通りです(変更の可能性があります)。

 熱測定をこれから始めようとしている初心者の方はもちろん,熱量測定・熱分析に関わる多くの方の参加をお待ちしています。2020年に大幅改訂された第3版 熱量測定・熱分析ハンドブックが参考となります。本講習会参加者は特別割引価格で購入可能ですので,お持ちでない方はこの機会に是非お買い求めください。

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