熱分析・熱測定技術は物質の比熱や相転移,状態変化を調べる基本的測定技術ですが,近年,新たな技術的展開により,微量物質の高速分析や微小領域の分析が可能になってきました。
本ワークショップでは,ナノテクノロジーを導入した新しい熱分析(ナノカロリメトリ)に関して,開発状況,特徴,性能,応用例等の紹介と,ナノカロリメトリへの期待や要望,新たな展開の予想など,参加者を交えた自由な討論を行います。
日 時:12月11日(木) 時間 13:00 ~17:00
会 場:明治大学中野キャンパス 312教室
(東京都中野区中野4-21-1,中野駅北口より約8分)
主 催:日本熱測定学会 熱測定応用研究グループ(主査:中別府修)
講演プログラム:
1.ナノカロリメトリの基礎研究(明治大)中別府 修
2.MEMSセンサを用いた超高速DSC測定~ 薄膜の熱分析 ~
(メトラー・トレド株式会社)小西 美鈴
3.極微小領域熱分析と転移温度マッピング測定法の現状
~ 分解能と感度及び高速昇温はどこまで向上出来るか ~
((株)日本サーマル・コンサルティング)浦山 憲雄
4.超高速DSCを用いたポリアクリロニトリルの融解・結晶化挙動
((株)東レリサーチセンター)古島 圭智
5.有機薄膜の相転移 ~ 高感度DSCとAFMによる考察 ~
((株)日立ハイテクサイエンス)岩佐 真行
6.総合討論
参加費:日本熱測定学会会員,学生 無料, 非会員 2,000円
参加申込方法:氏名(ふりがな),所属団体名,所属部署,連絡先(住所,
TEL,FAX,E-mail)を12月3日までに,学会事務局あてにお送りください。
申込・問合先:日本熱測定学会事務局 E-mail: netsu@mbd.nifty.com