DSC・DTAを中心とした熱分析の基礎と測定法
- 信頼性の高い測定のために-
熱分析は,実用材料の熱的特性の評価から,新しい材料の基礎物性研究まで広い領域で使われている実験・分析手法です。最近の熱分析装置は,汎用性と実用性の高さゆえにブラックボックス化し,専門的知識や技術が不十分でも簡単に操作できるようになっています。しかし一方で,信頼性の高い測定と測定結果の解釈のためには,測定原理,装置の校正方法,データの読み取り,解析方法などの基礎的内容を十分理解しておくことが必要です。このような基礎事項に関する理解が不足しているために,測定データとその解釈についての信頼性が著しく損なわれる可能性も少なくありません。
本講座は研究や開発の現場で働いている熱分析技術者に必要不可欠な基礎知識・技術を習得してもらうことを目的に,日本熱測定学会の標準化作業グループが中心となって企画しております。第13回目を迎える今回から,内容を一新し 特に要望の多いDSCとTGを隔年で実施し,熱分析の基礎に加えて,各測定手法について基礎から装置校正,公定法,最近の学会発表までを1日で取り上げることとしました。今回はDSCをテーマとして取り上げました。実際に様々な研究,測定を行っている経験豊富な講師陣が丁寧に解説いたします。測定に関する個別のご相談にも対応いたしますので,有用な機会として是非ご活用下さい。
申込締切:2018年6月15日(金)
日時:2018年6月21日(木)
会場:近畿大学東京センター大会議室(〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目8-16 新槇町ビル13階)
主 催:日本熱測定学会(企画:標準化作業グループ)
後 援:産総研NMIJ固体熱物性クラブ
協 賛:高分子学会,日本分析化学会,日本物理学会,日本生物物理学会,日本熱物性学会(順不同,予定)
<プログラム>
10:00~10:10:開会の挨拶 (近畿大学)木村隆良
10:10~11:10:「熱分析の基礎」 (近畿大学)木村隆良
11:20~12:20:「DSCの基礎」
(産業技術総合研究所・物質計測標準研究部門)阿部陽香
12:20~13:30:休憩
(各自自由に昼食をお取りいただきます)
13:30~14:00:「DSCを用いた学会発表の紹介」
(日立ハイテクサイエンス)
14:00~15:20:「DSCの校正とJIS」※
(産業技術総合研究所・物質計測標準研究部門)清水由隆
15:20~15:30:休憩
15:30~16:30:「その他の熱分析手法と公定法」
(神奈川大学・理学部化学科)西本右子
16:30~16:55:総括と質疑、個別相談
16:55~17:00:閉会の挨拶
(神奈川大学・理学部化学科)西本右子
※装置の校正法について,測定データ例を示しながら解説いたします。機器を使用した測定実習は行いませんので,ご注意ください。
参加申込要領:
参加費(テキスト含む):日本熱測定学会会員12,000円,本会学生会員3,000円,協賛学会会員20,000円,協賛学会学生会員7,000円,非会員 25,000円。
なお,本会正会員年会費は 6,000円ですので,協賛学会会員・非会員の方にはこの機会にご入会をお勧めします。
参加申込方法:
・以下の内容をメールにて学会事務局(netsu@mbd.nifty.com)にお送り下さい。
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2018年6月21日 参加申込書
第13回熱分析基礎講座:DSC・DTAを中心とした熱分析の基礎と測定法
参加区分:○印をおつけ下さい。
( )日本熱測定学会 会員 12,000円
( )日本熱測定学会 学生会員 3,000円
( )協賛学会 会員 20,000円
(学会名: )
( )協賛学会 学生会員 7,000円
(学会名: )
( )非会員 25,000円
参加者氏名:
参加者メールアドレス:
会社・機関名:
参加者所属部署名:
所在地郵便番号:〒
所在地住所:
[請求書/受講証の送付先が異なる場合はご記入下さい]
申込責任者所属部署名:
申込責任者氏名:
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・または,熱測定誌Vol.45 No.1に附属の申込書にご記入の上,書面にて郵送または FAXにてお申込み下さい。
・電話でのお申込みは受け付けておりません。
・申込書受理後,請求書をお送りいたします。参加費の払戻しはいたしません。定員を超えた場合は先着順に締め切らせていただきます。
申込先:日本熱測定学会事務局
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-6-7 宮沢ビル601
TEL. 03-5821-7120 FAX. 03-5821-7439
E-mail: netsu@mbd.nifty.com URL http://www.netsu.org